Kamonoha World

日々の研究や日常の一部、読んだもののノート的なものです。メタ倫理学が中心です。

1月17日

午前中はレポートへのコメント作成。学生さんがよい議論をしてくれるようになっていくのを見るのはうれしい。採点は大変だが、期末レポートも楽しみ。いよいよ17日から期末レポートの提出が始まった。

 

午後は20日京都で行う発表の準備。いろいろと読み返してみると、non causal moral explanationを巡る議論というのは、non-naturalist vs naturalistという構図もありそう。前者はどこかで規範的・道徳的事実のbrute factを認める一方、後者はそれが他の事実によってさらに説明されるという主張をしているとも理解できる。C. Heathwoodはnaturalistも道徳的実在論をとるのであれば、たとえばある道徳的性質mと自然的性質nが同一であるという事実はbrute factととして認めざるを得ない、というような議論もしている。自然主義者は、たとえば、幸福の促進=道徳的正しさ、というのは、水=H₂O、と同じものだとするわけで、後者の方はbrute factというよりも何らかのメカニズムのようなものもありそうなので、そのあたりから何とか反論できるような気もするが。このような反論をすると一層規範性から遠ざかるという問題もあるのかもしれない。

 

17日の深夜から八王子は雪。18日、起きてみたら銀世界。大学も午前中はお休みに。